新しいことを始めるときは、「それが思った通りに動いているのか?」を確認する手段が必要です。でないと、偶然なのかどうなのかが解らず、再現できない事態に陥ります。
というわけで、回路を組む前に、検証に使う道具、デジタルテスターの使い方をおさらいします。
まずは電圧の測り方。回路図でいうと、こうなります。
実際に測ってみる場合は、まずはテスターのリード線をCOM:黒、V:赤にさして
デジタルテスターのつまみを「V」(画像は20V)に合わせて、赤い線を電池の+、黒い線を電池のーにしてつなぎます。
こんな感じ。エネループ2本なので、電圧は2.69Vと測定されました。
実際にやってみるといいんですが、ここまでは、だいたい誰でもできます。
電圧は測れたし、じゃあ、電流を測ってみよう、となると、ちょっとそのままではダメなんですね。普通に考えれば
回路図上は、こうでしょ、、、、
と思っちゃいそうなんですが、これはマズいです。こうやって測定したら、どうなるかというと、電池が自分の出せるだけの電流を出し切ろうとしちゃう→温まる→危険、ということなので、どうしても自分の目でみないと納得のできない方はともかく、やってはいけない結線です。オームの法則でいえば、V=IR で I=V/Rと変形したとき、 Rが非常に小さいと考えれば、Iが非常に大きくなる、ということになります。Iが無限大になりそうですが、実際は電池の限界までしか流れない、そう考えておけば大丈夫です。
今回は安全のために、以下の回路図で測定します。
理屈上はI=V/Rですので、2.69V/1kΩ=2.69mAが流れるはず、です。
まずはテスターのまずはテスターのリード線をCOM:黒、mA:赤にさして
デジタルテスターのつまみを「A」(画像は20mA)に合わせて、赤い線を電池の+、黒い線を抵抗、抵抗の反対側の線を電池のーにしてつなぎます。
うちのテスターでは2.70mAとなりました。抵抗の誤差やら測定誤差やらがあるので、こんなものだと思います。無事測定できた、と考えていいでしょう。
まとめ
- 回路を組む前に検証する方法を準備する
- 電流を測定するときは気を付ける